再び、OPEN JAM SESSION
今日は、DAVID LYNCHという先生に、授業前、RADIOHEADのTHE BENDSのコピーをもらった。あまり思い出のないアルバム。それでも大好きな一枚。
今日もオープンジャムセッションにいってきた。
初めは、あれ?という感じで始まった。セッティングも前回よりも劣ってる感じがしたし、全体的なテンションが前回よりも低かった気がした。
それでもドラムのRYANが遅れて来てからは、前回並みのものすごい迫力ある演奏になった。あの人のハイハットにスネアの叩き方、本当ツボ。あれを聴くために行くくらいの価値はある。
今夜も、ファンクあり、ブルースありのセッションだったけど、驚きがパンクやプログレの要素まで出して来たこと。そして、俺のリクエストに応えて、またJOHNY CASHをやってくれた。たまにカバーがあるとやっぱり面白い。
そしてこの前の酔いどれおっさん登場。ずっとためらってステージに上がろうとしない。しかし一度たつと、なかなか終わらせない。二曲しかやらなかったくせに、時間にして40分。この前と同様、笑われるわ、酔ってるからか歌もギターも下手。完璧に違うコードの曲の上に強引にCのハーモニカあわせようとするわ、演奏中、ビール飲むわ、叫ぶは、すぐ間違えてやり直すわ。GOD DAMN IT, FUCK!の連続。どこで曲が終わってるかもわからない。いきなり踊り始めたり、叫んだり、いきなりふさぎ込んだり、相変わらず意味不明。たまに一点見つめながら、一人の世界にはいるし、直後に世の中の文句いってはへらへら笑う。
それでもすごいのは、一度も音楽から離れない。どうしてもあの人の敗北感しか見えないような音楽が大好きだ。笑われてへらへらしてるだけのダメ人間の音楽。それでもひたすら続く音楽への愛情は誰よりも強いのが分かる。仕事もないかもしれなしい、浴びるようにひたすらビールを飲んでる。俺と一緒で、彼も先週が初めてだったらしい。先週もボロボロだった。それでも一週間後の今日、そのバーにしっかり顔を見せた。ROSS達の演奏中も、すごくバンドが良いムードになるたんびに、身を乗り出して踊るわハーモニカ吹くわ、叫ぶわ、で相変わらず。それでも忘れずにまた来た。音楽とお酒以外何もないところ。きっと楽しかったんだろうな、と思う。NEIL YOUNGの曲を演っていた。40分もの間、あれほどの感情をステージで出せる人は少ないんじゃないかな。いきなり泣きそうにもなる。音程のずれたコードを弾いては、やりなおす。その度に、明るくなったり悲しそうになったり。周りの評価なんて全く見えてないし、ひたすら楽しんでる。アコギ一本で一人楽しんでる。音楽やる人間にとっては理想の人なんじゃないか、と思った。大抵、音楽に限らず、好きではないはずのもの達が好きなものを邪魔して、世の中中途半端なものにあふれさせる。俺もその中の一部。めったにそのものしか見えていない人間なんて見れない。みんなそのまま大事なものは失う。世の中の流れだと思う。
帰り際、こんなことを聞かれた。

”フィギュアスケートはスポーツなのか?”

”さぁ。わからないけど、芸術、にはなり得るよね。”

”そりゃそうだよ。そんなことはわかってる。芸術だよ、踊りという芸術だ。それにしても、あれはスポーツなのか?”

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